ギター初心者は好きな音楽ジャンルでギターを選ぶといいよ!

ギター
a man plays the acoustic guitar
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好きな音楽ジャンルに合わせてギターを選ぼう

色々な種類のギターがありますが初心者が初めての一本を選ぶには
自分の好きな音楽ジャンルや一番好きなミュージシャンが使用するギターを
選ぶのがベストと考えます。
理由としては自分も憧れのアーティストやミュージシャンのようにカッコよく
ギターが弾けたらいいなって思いませんか。
また、人気アーティストであれば楽譜や動画などのコンテンツなども
多く出版されていてギターの練習や演奏に取り入れやすいです。
では、あなたの憧れのミュージシャンはどんなギターを持っているから
思い浮かべてください。
音楽のスタイルや曲調によってギターを使い分けていると思いますが
大まかに分けると以下のようになります。
まあ、あくまでも完全に分けるのはできないのですが目安として
お考えください。

弾き語り:アコースティックギター、クラシックギター
ロックやポップス:エレキギター、アコースティックギター
クラシックやソロギター:クラシックギター、アコースティックギター

それとギターは大まかに種類別に分けると五つのカテゴリーがあります。
“アコギ” “クラギ” “エレキ” “エレアコ” “エレガット”
略称で言ってますが本名は以下の通りです。

アンプを使わないアコースティックギター  “アコギ”
アンプを使わないクラシックギター  “クラギ”
アンプを使うエレキギター “エレキ”
アンプを使うアコースティックギター  “エレアコ”
アンプを使うクラシックギター  “エレガット”

それとそのギターを使う主な演奏家も見てみましょう。
ロックやポップス、クラシックなどの演奏家により
ギターを使い分けていることと思います。

ギター初心者が初めて手に入れる一台に関しては
自分が好きなジャンルの音楽に合わせてギターを選べば
良いと考えます。

1.アコースティックギター【アコギ】

上の画像は一般的なアコースティックギター【アコギ】
一般的なサイズのもの。
ボディサイズの大きな“ドレッドノート”と言われるものもある。

【アコギ】の特性

アコースティックとは電気を使わないということです。
ただ、マイクピックアップが内蔵されていてアンプに接続する
タイプもあります。【エレアコ】のことで
エレキアコースティックギターの略称。

昔はフォークギターと呼ばれていたこともありどこでも弾けて
フォークブームがおきたこともありました。
なにせ、電気が要らないから公園でも駅前でも道路でも
好きな場所で弾いたり歌ったりしたものです。

特性はスティール弦が張ってあり音の伸びがきらびやかで
音も大きいのが特徴です。
ピックによるコードストロークおよび指弾きによる

いわゆる“フィンガースタイル”にも適しています。

有名メーカーとしてアメリカの【マーチン】や【ギブソン】があります。
それとボディサイズが大きく、くびれの小さな“ドレッドノート”などがあります。
ボディが大きい分、音量も大きくてガンガン鳴ります。

有名な演奏家は音楽のジャンルで違いますが
フォークソングではボブ・ディラン、ニール・ヤング、ピート・シーガーなど書ききれないくらい
たくさんいます。
また、ロックやブルースの分野ですがエリック・クラプトンがアンプラグドという
アルバムでエレキではなくマーチン一本でパフォーマンスしてるのは有名です。

アコギを主に使うミュージシャンとしては井上陽水、吉田拓郎、小椋佳、財津和夫
南こうせつ、さだまさし、スピッツの草野マサムネ、ゆず、RADWINPSの野田洋次郎
米津玄師、あいみょん など他にもたくさんいます。
まあ、彼らがアコギだけしか使っていない訳でもありませんが。

また、アコギを使ったソロギターで有名な演奏家として押尾コータロー
岡崎倫典、南澤大介などが有名です。

下の動画は南澤大介氏によるアコースティックソロギターですが
ピックではなくてフィンガースタイルです。

アコギ一本で素晴らしいパフォーマンスを聞かせる南澤大介氏

2.クラシックギター【クラギ】

ギタースタンドに立てたギター

バロック時代の欧州で大流行した“リュート”が祖先です。
今現在のクラシックギターの形になったのは19世紀後半頃です。
本家本元のスペインではホセ・ラミレスやトーレス、ヤコピなど
が銘器として世界中に知られています。

【クラギ】の特性

特徴としてスティール弦ではなくてナイロン弦が張られています。
ナイロン弦の柔らかい音色が優しい感じがします。

フィンガースタイルがメインですがピックを使って演奏する
奏者もおります。
プライムギターとも呼ばれることもありますが今は
【ガットギター】、【クラギ】って呼ばれるのが一般的です。
昔はナイロン弦ではなく“羊腸弦”が使われていましたので
羊腸弦=ガットギターなわけです。

また、スペイン発祥なのでスパニッシュギターの呼び名もあります。
でも、いわゆるフラメンコギターは全くの別物なのです。
フラメンコやるなら初めからフラメンコギターを選んだほうが良いかも。
スパニッシュ=フラメンコではありません!

激しいラスゲアードやゴルペでのボディアタックに耐えるために
サウンドホールの上下にゴルペ板を貼り付けて構造を強化したギターです。
普通のクラシックギターでフラメンコ的な演奏は出来なくもありませんが
表面板が傷だらけになったり内部の振動板が外れることがあります。

また、フラメンコギターの音は乾いた歯切れの良さが売りなので
始めからフラメンコ入門の方にはフラメンコギターをお勧めします。

【ガットギター、クラギ】はソロギター(独奏)に適しており
有名な演奏家としてアンドレス・セゴビアやジョン・ウィリアムスや
ジュリアン・ブリーム、ナルシソ・イエペスなど故人も含めて名演奏を
しております。
現代ではデビッド・ラッセル、マヌエル・バルエコ、アナ・ヴィドヴィッチなど。
日本人奏者としては山下和仁、村治佳織、福田進一などが有名です。
もちろんアコギ同様、弾き語りにも適しています。

それからブラジル発祥の音楽、ボサノバとしてのソロギターでは
ナイロン弦の柔らかい音がボサノバの気だるい雰囲気を出すのに
ガットギターが欠かせません。
ボサノバはサンバのリズムが変化したシンコペーション盛りだくさんの
リズムと独特なコード進行にテンションなどを組み合わせたもの。
世界中のジャズマンが取り上げてのブームがありました。

ピラマが好きなボサノバソロギタリストとしては“バーデン・パウエル”や
“ルイス・ボンファ”、“ローリインド・アルメイダ”、“チャーリー・バード”
あたりです。

3.エレキギター【エレキ】

エレキギターの最大の特徴はアコースティックギターと違い
サウンドホールが無くてスチール弦が貼ってあります。
でもたまに、ジャズマンが良く使っているエレキには
サウンドホールがバイオリン風に作られたものがありますが
“セミアコ”とか“ピックギター”と呼ばれています。

エレキギター【エレキ】の特性

スティール弦の振動をピックアップが拾い電気信号の強弱をアンプで増幅して
スピーカーから鳴らす仕組みです。
フェンダー、フジゲン、エピフォン、ギブソン、グレコ、アイバニーズ他にも
たくさんの有名ブランドがあります。

エレキはネックがアコギやクラギに比べて細いのも特徴で
12フレット以降のハイポジションでの押弦がしやすい構造です。
また、チョーキングやビブラートが掛けやすいのでロックやヘビメタでは
欠かせないものになります。

それと、エフェクターと呼ばれる音色を変えたり効果音的にしたりする
装置を接続することで自分好みの音が作れます。
また、ピックを使っての演奏がメインですがフィンガースタイルの
奏者もたまにおります。(ウエス・モンゴメリー、マーク・ノップラー他)

昔はソリッドギターともよばれていて、薄くできた本体が見た目よりも
重くて中まで密な構造がソリッドつまり“固体”って言われたわけです。
それと本体が重いのでストラップをして肩から下げるのが普通です。
まあ、アコギもストラップで肩掛けするのですがエレキはかなり
重いです。

実は一番の特徴は電気を使うこと、アンプやケーブルがないと
音が出ないです。
セミアコだとアンプに接続しなくても音は出ますが迫力がありません。
だから、エレキを自分のギターにしたい人はアンプとケーブルも
ギター本体以外に必要です。
逆に、コンセントを抜いて弦のシャカシャカ音だけでちまちま練習することが
真夜中に出来ます。(笑)

エレキギターに関しては様々なミュージシャンが利用しておりロックやポップス
のジャンルを飛び越えての様々なコラボ演奏にも使われています。
あえてピラマが好きなギタリストではロックやポップスでは
エリック・クラプトンやリッチー・ブラックモアをあげます。
ジャズ部門としてはウエス・モンゴメリーやジョージ・ベンソンが大好きです。

下の動画はセミアコースティックギター【セミアコ】を神業で
操るジョージ・ベンソン。機種はアイバニーズ?


あなたが好きな音楽に合わせてギターを選ぶ
ロックやポップス、クラシックと色々なジャンルがありますが
ロックやポップスならエレキギターやアコースティックギターや
エレアコが適しています。
また、アコギやクラシックギターは独奏や弾き語りにも適しております。
まずは自分が好きなアーティストの音楽ジャンルに合わせて
初めてのギターを選んでみてくださいね。

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